YANO PEOPLE
ローリ製造部
国内2社だけの、航空機給油車づくり
空港で飛行機に燃料を入れる特殊車両「航空機給油車」の製造を担当しています。子どもの頃から“働く車”が好きで、特に空港で活躍する車両に携わる仕事がしたいと思っていたので、今の仕事は夢が叶ったと言えます。 航空機給油車の製造は、国内でたった2社しか行っておらず、それだけ高い技術力と専門性が求められる仕事です。実際に携わってみて、専門的な知識や技術だけでなく、アイデアや想像力、提案力も必要な仕事だということが分かりました。
例えば、タンクローリは運ぶものによって仕様が変わります。車のガソリンや化学薬品など、積み荷に合わせてタンクの材質も変わりますし、海に近い那覇空港では塩害を考慮して錆びにくいステンレス製のタンクを使用するなど、地域ごとの条件にも対応しています。一台一台、求められる仕様が違うところが、この仕事の特徴です。
高い精度が求められる仕上げ工程
航空機給油車の製造工程はさまざまあり、現在は納車前の仕上げ工程を担当しています。もともと、いろいろな作業に挑戦したいと思っていましたが、実際に配属されると、想像していた以上に一つひとつの作業に高い精度が求められる仕事だと感じました。
作業内容の専門性が高く、周りは父と同世代のベテラン先輩ばかりで、ついていけるのか不安に感じることもありました。それでも、ここで身に付けるしかないと思い、がむしゃらに先輩について回りながら、作業の流れや考え方を学んでいきました。
製造の現場で考え、判断する仕事
仕上げ工程では、給油ホースのねじ込みや取り付け、圧力を使って制御する配管作業、車両の歯止めの製作などを行います。性能検査前に「設計どおり正しく動くか」を確認するところまでが、私の仕事です。 この工程に入るまでにも多くの作業があり、全体では11人で手分けして進めています。その中で、一連の作業内容を理解し、判断しながら対応できる人は限られています。一人ひとりの責任は大きいですが、その分、専門性の高い仕事だと感じています。航空機給油車はオーダーメイドのため、設計図に部品の取り付け位置が細かく指定されていない場合もあります。その際は、実際の使われ方を想定し、作業のしやすさや安全性、見た目のバランスを考えながら、最も効率の良い配置を判断します。
自分の経験や感性を活かして考えられるところが、この仕事の面白さだと思います。
空港で活躍する車両を見たときの誇り
完成した給油車が、空港で実際に活躍しているところを見るのが、一番のやりがいです。給油車がなければ飛行機は飛べません。普段は目立たない存在かもしれませんが、日本の空を支えている仕事だと実感できる瞬間です。
これまでの仕事の中で印象に残っているのが、入社して半年ほどの頃に携わった、国の重要な役割を担う航空機で使用される給油車の製造です。新規受注で前例のない車両だったため、特に苦戦しました。通常であれば過去の給油車の写真や図面を参考にしますが、この時はそれもなく、先輩とマンツーマンで相談しながら、見栄えと機能がしっかりリンクするよう、一つひとつ形にしていきました。完成したときには、これが日本を支える産業で使われる車両なのだと思い、誇らしい気持ちと同時に、大きな自信につながりました。
Message これから矢野特殊自動車を目指す人へ

